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ガレージキットをテーマにツイッターじゃ文字数足りないことをあれこれ書く

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レプリカントEX Vol.2を読んで

ガーっと書きたい気持ちになったので、とにかく文字をひねりだしてみたいと思います。

ここんとこというか、もうブログの更新頻度を見ても明らかな
自分の興味アンテナの低さが痛々しい今日この頃です。
が、私用で東京と名古屋を新幹線で移動する間がてらに買った
レプリカントEX(増刊号)のおかげで書きたいアンテナがメキメキ高まってきました。
(…それにしても本屋に寄るのも面倒とか、最近の自分はどれだけモノグサなのだろう。)

本体の「レプリカント」の方針転換によって、
縁故のそしてもうマイノリティなのだと自覚せざるを得ないガレージキットファンは、
以前私が過去記事でめったくそに書いたように残念だなぁ…これも時代かなぁ…
とページをめくるたびになんだかションボリしてしまうようになりましたが、
その落差を予め汲んでいたかのようにレプリカントEXでは
ガレージキットファンそして原型を嗜む方が「おぉ!」と思う内容が盛りだくさんでした。

とりあえずザックリと気になった章ごとに自分の感想を書きたいと思います。


1.美少女フィギュアの造り方

前回のレプリカントEX Vol.1で、とても参考になった
ボークス×∀-brandさん解説の原型制作と塗装のハウトゥーページです。
原型は自分はまともにできないのでザックリ知る楽しみとして読むのですが、
塗装編では今回秘密兵器(?)としてDVDによる動画解説がつき
もうそっちのボリュームが凄くて…ごちそうさまでした(*´∀`*)

それこそレプリカントを読みながら、試行錯誤しながら、我流でガレージキットは組めるのですが、
動画になったものを見ると、今まで写真と写真、点と点に解説がつき、そこを自分なりに手を動かして
マネしてみたのが、点と点が結ばれる部分に解説が入る為、改めて手の動かし方そのものが明らかになります。
不器用な自分としてはヤスリを切るサイズやヤスリをかける手の動かし方だけでも発見することが多いんですよね。
以前、幸平さんの写真を撮る様子を見て驚いたことや、原八さんの模型塾の授業を見て驚いたことが
思い出されるのですが、本当に技術というものは、文字より写真。写真より動画。動画より実演。と、
現場に近づく程に学べることがあるというものです。
少しDVDによって雑誌のお値段は上がりましたが、それに見合うバリューがあったと思いました。
解説を担当された狩人さんもよく随所随所にポイントを絞って解説できるなぁと思いました。
何が解説するポイントなのかに気付けるのって、制作に慣れれば慣れる程とっても難しいですよね。


2.原型師に聞く―原型師の思考

BUBBAさんの記事が面白かったです!特別原型師になりたいわけではない。だけど原型師さん初め
クリエイターさんの精神世界には何かと興味がある自分なのでBUBBAさんの記事はまさに「原型師の思考」
というタイトルにふさわしい内容でとても面白かったです。

とにかく印象的なのは、技術的にどうクリアしていくかというハウトゥーではなく、
制作する過程において、どこに着目するか。何を見るか。どう見るか。ひたすら「見る」ことから
制作が一つずつ地道に進んでいくのがよく分かって面白かったです。

記事を読んでいくと「あぁ、技術を突き詰めると原型師さんの「腕」を決めるのは、腕ではなく目なんだ…。」と、
思い知らされます。今回の話でいけば、ミクらしさは何なのか、破綻のない人体構造とは何なのか、
静物であるフィギュアにどうすれば動きをだせるのか、どこに着目すれば不自然さ違和感を解消できるか、
フィギュアとして美しい納まりとは何か…等、もう何だか宮本武蔵じゃないですが
見るとは何かという、ある種の哲学や精神世界を垣間見れました。

どんな状態からでも直していける、直した上で再確認し、時には直す前の方が良かった…と気付いて
また戻すというのも、確かな技術がなければ実行不可能でそんな行ったり来たりが原型初心者には
かなり無理な話だとは思うのですが、習得した技術をどう活かしていくか、伸ばしていくかというところで
「見る力」を養うのはぜひ「造る力」の次に、原型師さんの修行項目に加えて欲しいなと思います。

私はチャプター4の段階でもう「あぁ、めっちゃカワイイ。もうめっちゃカワイイやん!」って
思ってしまいました。見る力、こだわる力がきっと低いんでしょうねorz
自分ももっと作品を「見る力」を養っていければと思います。


3.メーカーに聞く―塗装済み完成品ができるまで

石長さんの記事が面白かったです!これまでの記事が造り方のハウトゥーに、
原型師という個の活動だったところからさらに広がって、メーカーとしてどう協働していくかがテーマで、
まさに商業としての原型を感じることができました。

もうそりゃぁ「初心者はまずファンドが安くていいよ。慣れたらパテなんかもいいんじゃない?」
プロ=パテというイメージが妙に自分の中にはあったところに、ドーーーンとファンドの原型が
拝めたのも、もうそれはそれはサプライズな感じがしましたが、

redjuiceさんのイラストや設定を一つ一つ確認し、時に質問もして正確に
キャラクターが何をもってキャラクターとして成り立っているのかをなぞっていくのは、
ファンで好きだから、人気があって売れそうだから、似せるのはまた違う、
版権物を扱う者の責任を感じることができました。

またさらに監修指示を通じて修正していく部分でも、指示をどう理解するのかだけでなく、
指示を受けるまでにまずどこまで造り込むのか、全身・アップを混じえてどのような写真を撮っておくのかなど、
どうすれば的確な指示を貰いにいけるのかを考えながら造っていくところは、
プロの仕事としてとても興味深かったです。

1.フィギュアとしてカタチを整えていける技術 が、まずあって、
2.本当に自分が造りたいものを造れる目 を養って、
3.多くの人と協働でメディアの輪を広げるコミュニケーション力 を発揮して、
ようやく日本のフィギュアを牽引できる人になれるのだと思いました。

なんて果てしない道のりなんでしょう…。
1→2→3という流れは本誌を読まなくたってわからなくもない話ではありますが、
今回のレプリカントEXにはそんな今日の原型師の果てなき道のりが
明瞭に記されていてとても勉強になりました。


4.レプリカントワークショップ

気になる記事は、読み手の興味によって様々だと思いますが、
最後に私はレプリカントワークショップの記事が読んでいてとても面白かったです。
語弊を恐れずざっくり内容をまとめますと、
「商業原型が凄いものばかりで買う人にとって組む手間もかからないから、
 ガレージキットで儲かろうというのはもう難しいと思うよ。
 儲からんけどそれでも造りたいものがある数寄な人はこれからも原型制作頑張れ!」
という感じの内容でした。

確かに、メーカーからでる作品はたまにネタにされちゃう不憫な子もいますが、
もうだいたいどこがだしてもハズレない商品がでるようになりました。
作品としてアタリかは売ってみないとわからないけど、絶対ハズレはしない。
そんな作品が多いというよりも当たり前になっていると思います。

また、人気のあるガレージキットは結構な確率で商業原型化されるんですよね。
後半のカタログコーナーをパラパラめくっていると、山猫亭さんの憂がSEGAプライズ化されてて
「おぉっとーーー!憂も塗装済み完成品になっとるがや~!!」と、思わず名古屋弁で驚きました。
アイマスのシリーズはまぁ製品化になるんだろうなと思いつつ、
それでも自分はガレージキットとして真を買って組んだものですが、ガレージキットが組めない人でも
イベント会場に並ぶマスターピース的なものは、完成品塗装品としてなんだかんだと手に入れることが
可能なのではないかと思います。それも結構な数であるのではないかと思います。

じゃぁこれからガレージキットが廃れていくのかといえば、それはNOだと思うんですよね。
自分が見ている世界は本当に氷山の一角だと思っていますが、ツイッターの中などでみかける
原型師さんは、大御所もルーキーもみんな原型制作がなんだかんだでもうとにかく大好きで
造らずにはいられない人ばかりなんですよね。
儲かるに越したことはないですが、儲かるから造ってるという程度のモチベーションでは
とても原型師は続けられないと思うのです。造ることそのものが好きで活動できなくては
あんな根気のある作業続けられないと思います。

造り手は良しとしても、残念ながら買い手がこれからどうなるかはわかりません。
造っても儲からないのであれば確かに商業原型も携わられる原型師さんは
アマチュア版権制度による原型に対するモチベーションは上がらないと思います。
より商業原型業界における質・量の充実が加速していくことでしょう。

「儲からんけどそれでも造りたいものがある数寄な人はこれからも原型制作頑張れ!」な通り、
ガレージキットはミニマムなものになっていくのかもしれません。
もしかしたら数寄な人がどんどんどんどん増加して規模を広げていくのかもしれません。
また、ルーキーがとにもかくにも原型を造ってみて、お披露目できる場はやはりまずイベント会場なので、
登竜門的な立ち位置としてガレージキットはこれからも存在し続けることでしょう。
でも、トライアウトなども盛り上がっているのでお披露目する場の選択肢もこれから多様化していくことでしょう。

ガレージキットという存在がこれから拡大するのか縮小するのかは、
購入者、ひいては購入して実際に組み上げる人たちの熱量によって変わっていくのかもしれませんが、
フィギュアを欲しいと思う人はこれからますます多くなると私は考えています。
塗装済み完成品でもガレージキットでも、必要なのは原型師という存在なので、
あさのまさひこ氏がそこはかとなく文面から醸し出す危機感を私はそれ程までには感じていません。
立場においてワンダーフェスティバルの中の人じゃないからという点もあるからだと思いますが、
需要と供給の成すがまま、自然と在るべきところに向かって進んでいるんだと思います。

もちろん、ガレージキット…というか、レジンがもつ凛とした質感、
ついちょっと面倒臭いが先行する大変ものぐさな自分ですが、キットを組むところの充実感は
ガレージキットならではの愛おしさなので、その部分はこれからもそれこそレプリカントなどの情報誌や
原型師さんのアイデアでもっともっと発信して頂ければと思いますし、
自分自身がもっと伝えることができればいいのになぁと思うところであります。



さて、そんな感じで今回のレプリカントEXは、原型や塗装のハウトゥーとして、
原型師という思考や仕事を知るものとして、ガレージキットにおける環境を考えるものとして、
作品紹介や、もっと初心者向け制作講座、オリジナル原型のススメ、オススメツール、
などなど内容盛りだくさんで実際にガレージキットを造る人も造らない人も、
フィギュアが好きなら絶対に楽しめる一冊に仕上がっていたと思います。

深夜の変なテンションで一気に書きたい放題に書きましたが、
買った皆さんには、改めてもっと読んでみるきっかけに、
買ってない皆さんには、購入してみるきっかけになれば良いなと思います。
私の懐には一銭も入りませんがw


自分ももっと面白い読みがいのある記事が書けるようになれればいいなと
本誌を読んで、この記事を書いて思いました。頑張りたいと思います。
よいきっかけがあればぜひ下さい(*´∀`*)プリーズ


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yuu

Author:yuu
ガレージキットのイベントに出没しては写真を撮ってます。
取材は足で、直に聴く!をモットーにレポートを書きます。
まだ2010年のワンフェス冬が初イベント参加のピヨピヨですが
どうぞ宜しくお願い致します。 

ツイッターしてます。yuu_T556です。
E-mail dekodekoodeko(アットマーク)msn.com

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