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レプリカントVol.42を購読してみて…


トレフェスが楽しみで落ち着かないyuuです。
あれもこれも欲しい。でも、お金がない。ある。
いや、ここを越えたらタヒってしまう…。


今日は本当に雑記。
ガレージキットにまつわる内容ですが、自分の心境を書きます。

『レプリカントVOL.42』もう読みましたか?
ガレージキットファン御用達の雑誌でございます。


3~4ヶ月にごとに発行される雑誌というか、
BOOK+マガジン=ムックという奴です。
竹書房バンブームックというカテゴリです。

2010年の冬に初めてWFに参加したような新参者の私の家には
36号(B★RS表紙)~42号、そして特別版EXがあります。
ガレージキットの歴史を語るにはあと35冊+α集めないといけないわけですね^^;
過去の『モデルグラフィックス』も考慮すればもっとか…。

『フィギュアマニアックス乙女組』もWF参加以来発刊される度に買い、
だいたい私の雑誌に関するお財布事情はもうこれでパンパンです。

さて、今回の『レプリカントVOL.42』ですが、
非常にショッキングな方針転換が図られていました。


前回41号では
総力特集「ガレージフィギュアの現在」
第二特集「美少女フィギュアの造り方」
第三特集「ベストフィギュアカタログ」
という構成で、

ワンダーフェスティバル2010年夏に60ページ、
C3×HOBBY2010に2ページを割いて第一章にどん!と、
ガレージキットの作品紹介を行っていました。
ベストフィギュアカタログは31ページでした。


それが42号では
巻頭特集「BEST FIGURE CATALOG 2011」
第二特集「美少女フィギュアの造り方」
総力特集「EVENT AFTER REPORT2011[Winter]フィギュアの稜線」
という構成で、

巻頭特集の塗装済み完成品の紹介が56ページに増量され、
総力特集のガレージキットレポートが31ページに詰められて、
逆転しました。

塗装済み完成品>ガレージキット

です。なんのためのムックを俺は買ったんだ??
完成品の情報なら毎月発行されている『ホビージャパン』を買ったほうが
情報のスピードも早くお得じゃないか?!

「美少女フィギュアの造り方」は面白かったし、「デカール」や「3Dモデリング」
「MAレプリカントワークショップ」はかなりの読み応えがありました。

そして、その「MAレプリカントワークショップ~カラーレジンキャスト完全解剖」の項目。
中身ももちろん非常に興味深いかったのですが、あさのまさひこ氏による導入…

引用
「食玩ブーム(‘00~‘06年)を通じ、
マニア以外の世間一般層に対しても爆発的に普及したPVC製塗装済み完成品フィギュア。
そしてその結果、「つい最近になってフィギュアに興味を持ちましたー!(^_^;)」という
ライト層までもがいよいよワンダーフェスティバルなどのガレージキット即売会にも
一般参加者として大挙参入しはじめているわけだが、そのライト層たちのガレージキットへの反応たるや、
「…えっ、これってまさか、自分で組み立てて自分で色を塗るんですか!? ありえねー………っていうか、超ウケるw」
いった冷ややかなものが大半。
そうした、「塗料や工具なんか買ったことないし、今後も買うつもりなんか1%もないですから!」という人々が
アマチュアディーラーのテーブルを“冷かし客”として大量に眺め歩いている決定的な事実を、
ワンダーフェスティバルに参加し、卓の内側からその様子を観察しているアマチュアディーラーたちならば
痛いほど感じ取っているのではないだろうか。」 引用終わり(竹書房 レプリカントVol.42 P76)


…引用しすぎたかな。
この導入文が痛く私の胸に突き刺さりました。

80:20の法則はこの世界で本当に機能してると信じた前提で…
そのようなライトユーザーが模型業界全体の80%を支えていることを踏まえると、
雑誌の優先順位は、まずメーカーから発売予定の「塗装済み完成品」を紹介する流れに
せざるを得ないのでしょうか。編集の方針変更にも納得するしかありません。
そのほうが多くの購入者が喜ぶのだから。

そして、「っていうか、超ウケるw」世代から
ワンダーフェスティバルに参加しだした自分自身にあさの氏の言葉が突き刺さります。


私といえば、『一眼レフカメラ』をもって展示写真の作品は撮りますが、
その撮影行為に対してディーラーへ金銭的対価を支払ったことはなく、
「こんな作品がありました~。」とfgに紹介して終了のファン活動をする人間です。

ガレージキットは買いますが、自分の中の限られた「遊びにまわせるお金」の範疇です。
せいぜい数万円四捨五入切り捨てくらいの予算です。
そんな程度の出費では、とてもガレージキットの市場を支えることはできません。
わかっていても、自分の金銭的な支払い能力の限界を越えるわけにもいかないので、
支えられないんですね。 I can’t なんです。

いくらガレージキットが好きだと言っても、ガレージキットをより発展させていくための
「行為」が今の私にはできません。口だけの人・ブログだけの人でしかないのです。

あさの氏の言う“冷かし客”の一人に他ならないのです。

それが悔しくてたまりませんでした。



個人的な価値観のものさしなので、一人一人考え方は違うと思いますが、
何も知らないままに初めてワンダーフェスティバルに来た人が
同じデザイン・同じ原型師制作のキットだとして、
8000円のガレージキットと8000円の塗装済み完成品の
どちらか一つだけを買うとしたらどうでしょうか。

普通間違いなく8000円の塗装済み完成品を買うでしょう。
確実で安心な美しさが、苦労することなく手に入るのですから。

でも、私は8000円のガレージキットを買います。

なぜ私は8000円のガレージキットを選ぶのでしょうか?
1. イベント限定品であることを知っていて、希少価値を感じているから。
2. 「ガレージキットを組む」という「作業」を購入したいから。
3. 将来、有名になるかもしれない原型師のルーキーを応援したいから。
4. 対面カウンター越しに原型師と直接お話ができる機会になるから。
5. 人との縁が、人生おいてお金に替えられない価値を持つことを知っているから。


そんなところでしょうか。
今や、メーカーのだす塗装済み完成品は素晴らしく、
ガレージキットより安い価格のものもかなり多いです。
とてもその企業努力を非難することはできません。

しかし、ガレージキットへの興味を失われてしまっては、
誰がその企業原型も今後支えるのでしょうか?
その不安を、業界紙がさらに煽ってしまっていいのでしょうか?

レプリカントに掲載されることを目標に努力しているルーキーや、
レプリカントに大きく掲載されたことをきっかけに売れっ子になった原型師さんが
たくさんいると思います。
レプリカントに大きく掲載されるくらいの作品を造りたいというのが
若いガレージキットディーラーの目標だったのではないでしょうか?


そのレプリカントが紙面を縮小させました。
幸い私の知り合いの原型師さんの作品は多く展示されていますが、
前回ならもっと大きく、もっと大胆に、掲載されていたはずだと思います。
そして、私のまだ知らないルーキーは余白の隅から追い出されているような気がしました…。


不安です。
カラーレジンや3DCG、緻密なデカールなど、雑誌が取り上げたとおり
表現を追求するツール・アプローチは本当に増えました。
それなのに、根本的に、ガレージキットへの愛着、造ることへの愛着がないお客さんは増える一方です。
作家性など2の次3の次で『版権の忠実な立体化』だけを見て上手い下手を決める、
版権至上主義的な評価感覚はますます強まっています。
僕がおじさんになったとき、25歳になった君はガレージキットを造っているのでしょうか?

でも、不安だけではありません。
例えば、WF2011冬にワンダーショーケースに入賞したとらBrindleのSeaさんは、
「ねんどろいど」をはじめとする企業製品とキャラクター(初音ミク)への愛情から、
フィギュアのアイリペイントや改造方法を習得し、フルスクラッチの基礎を覚えました。
そして、ガレージキットディーラーに挑戦し、またたく間にワンダーショーケース選出まで登りつめました。


「ありえねー………っていうか、超ウケるw」という人が、(Seaさんはそんなバカな日本語をまず使わないけど)
売れっ子原型師に化ける可能性もあるのです。
書籍はもちろん、インターネットなども通じて、興味をもったらどう動けばいいか知ることが容易になりました。
(塗装ブースなどやはり出費等には相応の覚悟がいりますが)

上手くいくかは個人のセンスかもしれませんが、
一般参加10人から将来3人の原型師が生まれるチャンスだったのが
一般参加10000人から将来30人の原型師が生まれるチャンスに変わったとも言えます。
割合としては激減してますが、絶対数は増加しています。


広い情報・広いニーズに純粋なガレージキットファンは
今回のレプリカントの方針転換にクラクラと目眩いを起してしまいますが、
フィギュアが好きな人がとにかく増えているのならば、
まだまだ絶望することはありません。

私としてはとにかく「今の自分にできること」をやるということで、
何か少しでも「ガレージキットだから味わえる魅力」をこれから
まずはトレフェスレポートの中で、考え探し伝えたいと思います。


このブログをわざわざ読む人はよっぽどの「ガレージキットが好きな人」であって、それは嬉しい反面、
今日一番読んでもらいたい「………っていうか、超ウケるw」な人に届いてはいないのですが、
なんとかこれから改めて頑張りたいなと思います。



ガレージキットが大好きです。

なんででしょう?

皆でいっしょに考えましょう。


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コメント

匿名希望様>
拍手ありがとうございます。コメント拝読しました。
当然ガレージキットは版権物だけではありませんよね。
キツテフさんの五色神話や、ぐりむろっくさんのねこのひとシリーズ、
りゅんりゅん亭のぷにカラー23・ダイすきットなど、
私の知っているものはまだほんの少しですが、
オリジナルは、原型師自身の作家性・企画性・広告戦略性など
全てを注いで戦えるコンテンツなので大好きです。
もう少し勉強して、記事として特集が組めたら面白いですね。

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Author:yuu
ガレージキットのイベントに出没しては写真を撮ってます。
取材は足で、直に聴く!をモットーにレポートを書きます。
まだ2010年のワンフェス冬が初イベント参加のピヨピヨですが
どうぞ宜しくお願い致します。 

ツイッターしてます。yuu_T556です。
E-mail dekodekoodeko(アットマーク)msn.com

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