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ワンダーフェスティバル2011[夏]に行ってきました! 3Dモデリング作品集

前回はまどか☆マギカに絞って作品を紹介させて頂きました。
今回は、3Dモデリングを駆使した作品をご紹介しながら、
どのように原型師さんが3Dモデリングと付き合ってらっしゃるか、
また、3Dモデリングの可能性を3D-GANブースを参考に簡単に考察していきたいと思います。
写真をざっとみてみると、これまたまどか☆マギカ版権が多いのですが、
もうこれは私の趣味がでちゃったということで何卒ご容赦くださいませ。^^;


ちくたくらびっと

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03_DSC00149.jpg




ちくたくらびっとさんのソウルジェムです。
【水星工房】よしだまき氏 を3Dモデリングスタッフに迎え、
RCベルグによるクリアーカラーレジンでのガレージキット化です。
クリアーレジンでもすごいのに、クリアーで、カラーで、なんて贅沢なレジンなんだろう…。

本体1つ、各キャラクターの意匠パーツ2つのとても単純な構成なのですが、
クリアーカラーレジンによる色分けで強烈な個性を放っています。
また、単純に「磨く」という工程でこれほどまでに透明な輝きを放つのには本当に驚きです。
会場照明と一眼レフのストロボのみで撮影しているのですが、光を吸い込み内部で反射。
このソウルジェムは天然の輝きを持っているのです。

03_DSC00144.jpg
キットとして販売されている状態のソウルジェム。この時点でも淡い輝きが魅力的です。
そして、金塗装とひたすら磨くだけで見本のように輝かせます。磨くだけでこれがあれに?不思議!?



徹底的に磨くことで輝きを放つようになるのも驚きですが、
その下地として、RCベルグによる洗練された気泡のでないレジン流し込み技術と
3Dモデリングによる精密な意匠付け及び精密な立体出力がとにかく見事です。

ちくたくらびっとさんはとてもアマチュアディーラーという枠では収まらない製作体制なので、
やってやれなくもないという感じなのですが、「ガレージキット」という土俵において、
企画・原型・3D・複製と、多岐に渡る製作過程を各方面のプロフェッショナルと
チームを作ってカタチにできるディーラーはそうそうないのではないでしょうか。

3Dモデリングをテーマにおく中で、特別ちくたくらびっとさんが素晴らしいのは、
最新技術の導入という点もさることながら、それぞれの長所を活かしたチームを作って
ソウルジェム作りに臨んだという、人事の巧妙さがまた本当に素晴らしいと思います。

cgより3DCG状態のソウルジェム。fgアカウントでログインできます。




mskmodelあおしんごう

04_DSC00547.jpg

05_DSC00550.jpg


IGさんのソウルジェムは内部にLEDを仕込むことでより明確に輝きを持つことできます。
討ち入りの際にLED発光させた見本を見せて頂いたのですが、公式設定に合わせると
どうしても宝石部分が小さくなって、せっかく丁寧に磨いても輝くポイントそのものを失ってしまいます。
その中で、ソウルジェムならではの輝きをLEDを仕込むスペースを造ることで解決させたのは
精密性・空間設計力のある3Dモデリングならではだと感心しました。


ジェネレーター



06_DSC00488.jpg

ジェネレーターさんも手の中サイズの小さなソウルジェムを作成されていました。
こちらも3Dモデリングを活用し、クリアーレジンで複製しています。
YouTubeにて発光する動画も上がっています。


アセトン

07_DSC00555.jpg

こちらはfgではじめ話題をかっさらった3Dモデリングではないソウルジェム。(展示のみ)
あるいいものを型にソウルジェムを完成させています。
複製からの改造というアナログなアプローチですが、完成したものは3Dモデリングと遜色ありません。
強いて言うなら型の都合で「大きい」ということでしょうか…。
必ずしも3Dモデリングだから何でも凄くなるというわけではないのだと気づかされます。
(ただ、その型が3Dモデリングによって造られているとすれば、やはり、私たちの生活の中で
 3Dモデリングがいかに浸透しているかこれまた感じることになりますね。…TE●GAだけど。)

08_DSC00557.jpg
アセトンさんの卓での、新作を2点紹介。撮り逃しが痛い。巴マミはヴィネット風の仕上がりに。
一番カラダが軽い感じの生き生きしたマミさんです。カワイイ!となりのシャルロッテに要注意!


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八雲剣豪さん原画の初音ミク/恋は戦争。八雲剣豪さんのディフォルメとタッチを見事に立体化しています。
美しいメガフォン?スピーカー?のフォルムや、髪の毛のボリュームなど、それぞれのカタチが心地よいです。



今回、コスプレイヤーさんをターゲットにしたソウルジェムが本当にたくさん出品されていました。
特に3Dモデリングの得意とする、精密さ・左右対称(コピペ)・凹凸表現などを存分に活かせる
アイテムだったからでしょう。人気作品のキーアイテムであることも後押しして、激戦の中、
各卓で良い結果がだせていたのではないでしょうか。




利休屋工房compo-site

10_DSC00127.jpg

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1/12マジカルマスケットは、マミさんの専用武器マスケット銃をfigmaサイズに
3Dモデリングで製作したものです。100挺(なの?)の展示見本は圧巻でした!
1/12という規格を正確に設計できるのもまた3Dモデリングならではだと思います。

これまで1/8や1/6などスケール表示はあってもかなり実際のところは曖昧だった
フィギュアの大きさがアクションフィギュアシリーズの展開と3Dモデリングの活用で
かなり制御できるようになりました。
特に1/12はフィギュアの中で最も統制のとれた大きさなのではないでしょうか?
キャラクターそのものを造るフィギュアから、世界観を造るフィギュアに…。
決して派手ではないかもしれませんが、確実に3Dモデリングによって
フィギュアの表現世界は広がっていると思いました。

それでも、アナログな手法でデジタルの精密性と存分に戦うディーラーも存在するのは確かです。
先に、ご紹介した2作品ですが、鶴の館と夢のカグツチノ公国では手芸によるまさに匠の技で
正確にキャラクターとそのキーアイテムを造りだします。


鶴の館

12_DSC00249.jpg


夢のカグツチノ公国

13_DSC00654_.jpg

巨匠の作品を見ていると、改めて3Dモデリングとはただの道具である。…と、再認識します。
3Dモデリングという道具がなければ絶対にできないというものもなく、
また、手でなければ絶対に表現できないというものでもないのでしょう。
それぞれの長所を学びどう活かしていくか、その采配が大切なのだと思います。



最後に、今回も先進的な3Dモデリングのプロモーションをしてらっしゃった3D-GAN(連合)の
作品をご紹介したいと思います。

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現代の寄木造り?!発泡スチロール製の等身大初音ミクです。製作工程の動画もあるので、ぜひご覧下さい。




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光硬化による精密パーツの立体出力。高熱によって気化する素材で出力することもでき、複雑な型取りも可能になるとか…。
歯車など精度のあるものは組み合わせることで、デザインから機能製品へとよりモノづくりの深みが増すのがいいですね。


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出力もできればスキャンもできる。デジタルスキャンの作例です。実際の人間をスキャンして立体出力。
ハリウッド映画さながらのリアルな3Dモデリングがスキャン技術を用いれば容易に可能となります。


16_DSC00281.jpg
こちらはスキャンした初音ミクのコスプレお姉さん。携帯ゲームやアニメとは異なるハイポリゴンのCGです。
星座のような点一つ一つがみんな頂点。いかに、テクスチャーではごまかせない立体が情報の塊であるかが見て取れます。
この情報量ゆえに、フィギュアファンはフィギュアに魅了されるのだと思いました。


17_DSC00279.jpg
やる夫・やらない夫の一寸フィギュア。比較的手軽な積層プリンターで100円玉サイズのフィギュアが
こんなに表情豊かに作れます。色つきで出力できるのがまたいいですね。



各ブースまわってお話を聴いてきました。
ツイッターで日頃お世話になっていたので、対企業でもまったり会話ができました。
特に印象的だったコメント…
「3Dモデリングがどんどん身近になる中で、多くの方から
フィギュアの立体出力および複製型作成の、依頼と相談を受けるのですが、
粘土に触れずに、樹脂型を見たことがないまま、3Dモデリングを覚えてしまうと、
ガレージキットとしての複製が不可能な作品を造ってしまわれる方も多いのです。
不可能を可能にできるよう技術の研鑽に日々努めておりますが、
改めてガレージキットやフィギュアとしてのアプローチで、3Dモデリングを活用される方には
一度、勉強程度で構わないので実際に粘土やパテ、樹脂型作成、複製など
基本的な製作工程を体験して頂いて、3Dの長所と共に「短所」も理解して頂いて
ご依頼頂ければより良い作品ができるのではないかと思います。」


便利さ故に、実体化できないものも創造できてしまうのが3DCGの落とし穴なのだと
いい意味で盲点を突かれたコメントを頂きました。


3Dモデリングには、精密さ・左右対象・コピペ・ボーンによるポーズのシミュレーション・
臭いがない・出力まで削りカスゼロ・硬化待ち時間ゼロ・他デジタルメディアへの転用など
様々な可能性があり、これからのフィギュア・ガレージキットに与える影響は間違いなく大きいでしょう。
勉強会も多く開催されるようになり、企業のものから個人のものへとより身近な存在になっています。
これからも3Dモデリングについては色々と取材をしていきたいと思いますので、
どうぞ宜しくお願いします。

(そう言いながら、今日3D-GANさんで行われた勉強会に行けなかったんだけどね…。風邪で。うぁぁぁ…。)




次回は、まどか☆マギカ及び、他版権作品も混ぜて作品紹介をしたいと思います。
オリジナルは別途まとめてご紹介できるようにとっておこうと思っております。
更新に時間がかかっておりますが、どうぞお楽しみに。




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Author:yuu
ガレージキットのイベントに出没しては写真を撮ってます。
取材は足で、直に聴く!をモットーにレポートを書きます。
まだ2010年のワンフェス冬が初イベント参加のピヨピヨですが
どうぞ宜しくお願い致します。 

ツイッターしてます。yuu_T556です。
E-mail dekodekoodeko(アットマーク)msn.com

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