ガレージランナー

ガレージキットをテーマにツイッターじゃ文字数足りないことをあれこれ書く

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

フォトラの開発秘話を聴きに行ってきました!


まえがき

夏が終わってとても寂しいyuuです。
台風の低気圧に苦しめられておりますが、
その先は天高く馬肥ゆる秋。
楽しいイベントが目白押しです。

【近況1】
WFレポは凍結する可能性が高いかと思います。
自分で決めきれない、開いた風呂敷を上手にたためないのが情けない限りです。

平日にもうちょっと気力があれば良いのですが、
安易な時間の使い方に走ってアフター5・・・アフター7くらいを過ごしてしまいますorz
アフター11じゃないだけ相当マシですね。がんばってください自分。
自分自身がイベントレポートとどう向き合いたいのか迷っていますね…。

【近況2】
8月28日(日)にキャラホビに行ってきました!
普段は見られない、メカ系ガレージキットがてんこ盛りでした!
あと、WFではいつも見逃してしまう企業ブースもまわることができました。
ただ、改めて自分は「美少女フィギュア萌え」なんだなぁなんて再認識したり…。
むしろ、美少女フィギュアが好きというよりも美少女が好きと言った方が
本音のところ正しいのではとも思ったり…。
これまた惜しいですが、キャラホビレポは詳しい方にお任せしたいと思います<(_ _)> 


さて!ようやく本題です。
今回、一番書きたいことは近況報告ではないのです。


先日、ご縁があって今、モデラーの間で話題のフォトライトボックス、「フォトラ」を開発・販売されている
(有)大里化工の開発者、谷基樹さんとお話をして参りました。



今日は、「フォトラ」の商品開発秘話について書きたいと思います!



フォトラとは…?

フォトラは、『世界最速!30秒で撮影開始』がキャッチコピーのフォトライトボックスです。
フォトライトボックスというのは、綺麗な写真を(特に物撮り)撮るためには必須のアイテムで、
光を広範囲に、均一にまわすことで柔らかい光効果を生み出すことができます。
通常は、写真用具として購入したり、トレーシングペーパーを用いて手作りしたりするのですが、
このフォトラは箱型のケースとライトボックスが一体化したような形状で、
「手軽に商品撮影」「簡単セッティング」「スッキリ収納」を実現してくれます。
綺麗な写真を撮りたいけれど、本格写真用具を買って保守管理するのは荷が重い方、
自作をするのはどうも苦手な面倒くさがり&不器用な方にうってつけのアイテムなのです。

2011年1月に発売され、「日刊工業新聞」「月刊モデルアート」「TV TOKYO WBSトレンドたまご」
「日経レストラン」「近代食堂」「MONOマガジン」「モデルカーズ」「モデルグラフィックス」
「デジモノステーション」と、多くのメディアに取り上げられ、その手軽さ、美しい写真写りが評価されています。

私が、フォトラを知ったのは「モデルグラフィックス」の7月号と、その直後のツイッターによるクチコミからでした。
ちょうどワンフェス直前の頃で、新たに製作した完成見本をどう美しく見せて発表しようかと、
多くの原型師さんが考えていたさなかの商品紹介で多くの原型師さんが「これ欲しい!」
と、思わせたのがブームの火種になったと思われます。

blog01_DSC00866.jpg
「ないと話も進まない~。」と、さっそくフォトラを取り出して撮影セット。
2つの(1セット)のフォトラを本棚からすっと取り出して並べます。手軽!


blog02_DSC00879.jpg
こんな感じでセッティング完了。被写体は以前私が組んだ菊地真キットw
シワになりにくい特殊プラ背景紙、光が美しく行き渡る特殊塗料を塗布したディフューザー。
手軽な撮影をするための「あったらいいな」が細部まで施されています。



               ~~~インタビュー回想~~~

yuu 「この度はお忙しい中、取材の機会を与えて下さりありがとうございます。
    モデグラの掲載を機会にフォトラのことを知ったのですが、掲載時の反響はいかがでしたか?」

谷  「いえいえ、どうぞ宜しくお願いします。
    そうですね。商品を発売して、これまでにも何度か注目して頂ける機会がありましたが、
    これまでは企業様から面白い商品がでたねという反応が多かったのですが、
    モデルグラフィックスさんに掲載された時は、特にユーザー様からのダイレクトな反響が頂けました。」
yuu 「フォトラは初めから、モデラーさんのために開発された商品なんですか?」
谷  「手軽に綺麗な写真が撮れるというのは、もともと開発コンセプトとして掲げていたものなので
    確かに欲しい人に上手く情報が伝わったんだなと思いますが、
    初めはショップのオーナーさんがブログなどで商品を紹介するための写真や、
    オークションサイトで見栄え良く商品を出品するためのものという認識がありました。
    さらに元をたどれば、父(社長)の趣味が写真であり、自社商品の見本を撮るときに
    もっと気軽に綺麗に撮れる道具があればいいのにななんて想いで初めた開発でした。」
yuu 「お父様のこんな商品欲しい!がきっかけだったのは面白いですね。
    模型だけでなく、様々なユーザーがターゲットになっているのですね。」

谷  「模型だけではありません。でも、確かに模型は美しさリアルさにこだわりをもって
    造られるものなので、フォトラがそのこだわりに応えられたのはとても嬉しかったです。」
yuu 「さしでがまし~いお話で恐縮ですが、こんなブログでないと聞けないかなと思うので
    直球でお尋ねします(笑) 儲かってますか?!」

谷  「(笑) おかげさまで、1月に発売してこれまでに1000台以上販売しました。
    これは当社の予想を遥かに上回るスピードで本当に驚いているのですが、
    開発費用などの原価を考えて儲かっているかといえば…まだまだなんです。
    それでも、私自身ももともと模型が好きで、フォトラの発売を通じて様々な
    原型師さんやモデラーさんと出会うことができたのは大きな収穫でした。
    雑誌掲載などからさらにクチコミの評価なども加わって、さらに多くのユーザーさんに
    フォトラの魅力を伝えられればさらに実績がだせると思います。


blog03_DSC00896.jpg
おぉ!キレイ!光が綺麗にまわるので、立体的に浮かび上がるように見えます!

blog04_DSC00888.jpg
側面から。アゴのラインなど自然な光できれいです。もう少し私の塗装が上手ければねぇ('∀`)

blog05_DSC00885.jpg
アップで。くどい影がなく、立体としての自然なカタチがよくでています。
ちなみに、三脚を使用しています。手ブレなく撮るためのマストアイテムです。


blog06_DSC00875.jpg
こちら、特別に撮らせて頂いた過去の開発商品。
字が上手になるペンとのこと。何どもカタチを調整し、各種素材を用いて実用化を進めます。
このような「テストショット」を撮るためならば、フィギュア意外にも多くのニーズがありそうです。



メイドインジャパンにこだわる

先述の通り、フォトラの開発・販売は(有)大里化工が行なっています。
(有)大里化工は墨田区にあるいわゆる中小企業です。
プラスチックの射出成形を主な業務とし、金属化工、CAD・設計など幅広く手がけ、
玩具、機械部品、PCパーツ等、時代と共に多岐に渡る商品を製造してきた会社です。
フォトラの華やかなデザインとは良くも悪くも裏腹に、本当にテレビドラマにでてくる
「町工場」なイメージの会社だと訪れてみて感じました。

yuu  「お父様の欲しいをカタチにしたというのは興味深い話でしたが、
     そもそも、どうしてフォトラを開発しようと思ったのでしょう?」

谷   「そうですね…。生々しい話ですが、今、日本の中小企業はアジア各国の工場に
     生産力も生産コストも太刀打ちできず、とても苦しい状況です。

     当社が生き残る為には、改めて自ら魅力的な魅力的な商品を『開発』しなくてはいけないと感じていました。
     そう思っていた2008年の今頃、都の主催する事業セミナーに参加する機会があり、より具体的に
     商品開発を考える機会が与えられました。
     セミナーを通じて、実際に考え、調査し、開発し、多くの方々のご支援を頂いて
     ようやく今年、フォトラを発売することができました。」
yuu  「2011年の今、円高もますます歯止めが効かなくなって、本当に国内のメーカーは厳しい状況ですよね。
     大手のメーカーは海外に生産拠点をシフトすればいいかもしれませんが、
     それまで従事していた多くの中小企業は取り残されてしまうと頼る術がないですね。」

谷   「開発したものがちゃんとヒットするかはそれこそ本当に冒険なのですが、
     そこを敢えて挑戦してみた末に手応えを感じれるところまで来たのは嬉しいです。
     当社のある墨田区はモノづくり中小企業がひしめき合っている街です。
     量産が海外にシフトしていく中で改めて中小企業の知恵と綿密なチームワークを活かした
     メイドインジャパンにこだわったモノづくりがこれからもできればと思います。


blog07_DSC00876.jpg
左がフォトラ。右がフォトラの原型。お父様自作のライトボックス!
このライトボックスをいかにコンパクトに手軽に出し入れできるかが開発の原点だとのことです。


blog08_DSC00878.jpg
ちなみに中はこんな感じ…。トレーシングペーパーのディフューザーに光源で、中をホイルで覆う簡単構造。
作ろうと思えば誰でも作れるわけですが、工作が苦手な方も世の中多いでしょう。



今後の展望

yuu  「まだまだ延びシロの多い、フォトラだと思いますが今後どのような展開を考えていますか?」
谷   「どうしましょうかね(笑) 
     お客様の感想などから改良するべきところが見つかれば改良していきたいと思います。
     模型を趣味とするユーザーの深厚と、手軽な物撮りを必要とする方のお手元に
     さらにフォトラが届くように努めて参りたいと思います。」
yuu   「撮るからには綺麗に撮りたいと思うユーザーさんは色々なところにいると思うので、
     本当にこれからどんな風に受け入れられていくか楽しみですね!」

谷   「はい。これからもフォトラの手軽さと綺麗さ、収納勝手の良さが、
      多くの方に評価され、喜んでいただければと思います。


町工場…この言葉を良いと感じるか悪いと感じるかは人それぞれだと思いますが、
墨田の町工場から生まれたフォトラが、これまで縁もゆかりもなかった撮影用具の世界に、
そして、模型の世界に足を踏み入れました。

新しいモノを開発するというのは、本当に努力と機会に恵まれないといけないと思います。
それをヒットさせるにはさらに必要とするユーザーの心を読んで訴えなければいけません。
私が大好きなフィギュア・ガレージキット・アニメ・ゲームetc…あらゆるコンテンツは
挑戦と失敗、そして成功が複雑に交差する世界ですが、
エンターテインメントとはまた異なる世界からこのような挑戦秘話を聴けることは
たいへん興味深いものとなりました。

様々な挑戦が新しい世界を広げ、またさらに面白い世界が築かれれば本当に面白いですよね。

私としてもとても勉強になる取材ができました。
(有)大里化工様、谷様、この場を借りて改めてありがとうございました。

blog09_DSC00898.jpg
こちらがフォトラの開発試作機です!左の1号はなんとダンボール。ダンボール偉大!
右の2号はプラスチックに配線も施したもの。改めて開発段階から、手軽に撮れる
収納性の良さを求めたカタチを狙っていることが見て伺えます。



!-------------------追伸------------------------!

この取材と原稿作成をしている間に、なんとフォトラがアマゾンさんで買えるようになったそうです!!

アフェリエイトみたいのはよくわからんので、綺麗なリンクがはれませんが、ぜひコチラをクリックください!

皆さんの撮影ライフがもっと面白くなりますように~(*´∀`*)

スポンサーサイト

« トレジャーフェスタin神戸3に行ってきました!|Top|ワンダーフェスティバル2011[夏]に行ってきました! フォトレポート3 »

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://garagerunner.blog121.fc2.com/tb.php/50-87741ff9

Top

HOME

yuu

Author:yuu
ガレージキットのイベントに出没しては写真を撮ってます。
取材は足で、直に聴く!をモットーにレポートを書きます。
まだ2010年のワンフェス冬が初イベント参加のピヨピヨですが
どうぞ宜しくお願い致します。 

ツイッターしてます。yuu_T556です。
E-mail dekodekoodeko(アットマーク)msn.com

[ジャンルランキング]
サブカル
485位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ガレージキット
9位
アクセスランキングを見る>>

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。